牡蠣（カキ）中毒

 

このところいろいろ不都合な事が重なって、久しく釣り行き出来ていない。

 

こんな時、かみさんがギックリ腰で倒れ、私がスーパーで閉店前の半額値引きの生ガキを買って、食って、ナマ牡蠣の食中毒に当たった。せめて海の幸でも食って憂さ晴らししたいと思ったのが逆に出た。

 

牡蠣は大好物である。醤油と酢をほんの少し垂らしズルズル食うが、こんな美味いものは他にそうあるとも思えない。だが、一旦ナマ牡蠣に当たったからは、今後ナマ牡蠣は食えない。中毒はSRSVウイルスが出す毒素が原因。一度当たれば身体が毒に過敏になって以後は少し食ってもダウンする。

 

ナマ牡蠣による食中毒の苦しさを知らぬ人もあろうから、念のために申し添えるが、こんな苦しさはそう簡単に語れるものではない。強いてお知りになりたければスーパー閉店前の投売り安値ナマ牡蠣を食ってみるがよろしい。

症状はと言うに、

まず胃・腸がへなり伸びてクニャクニャになり、上げ下げが激しくて悪寒がし、トイレから１０歩以上は離れられなくなる。

吐き気を感じてトイレへ向かう２・３歩の内にも、グワッと吐いてしまったりする。

ただ、

上げ下げしきって胃や腸に何も出すものがなくなったら、急速に回復する。あたかも船酔いが陸に上がったら、すぐ治るようなあんばいである。

 

以上は、先週木曜の晩から今日（２月２０日）に至る４日間の出来事であって、私はすでに回復し、今朝はいつもどおりに朝飯を食った。

ナマ牡蠣中毒は、節食後２４〜２８時間後に発症し、ほぼ１日半の苦しみを経た後、回復に向かう。私は丸一日の間、水一滴すら飲めなかった。あぁ、おもしろかった。

 

★★なんの面白くなんかあるものか。負け惜しみ文句なり。本当はスーパーの名を大書して毒販売の責任を問いたいところであるが、半額に値引きしてあった分、買手側も調理などに工夫すべきだった等と言われかねないから、この際は我慢するのである。そして、以後は、絶対に、あのスーパーでは食い物は買ってやらないのだ★★